こんにちは、アルパカです。
三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS Slimシリーズから、日本を除いた全世界株式に投資するeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が新たに発売されました。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の概要
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
対象指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 0.142%(税抜) 0.15336%(税込) |
設定日 | 2018年3月19日 |
決算日 | 毎年4月25日 |
信託報酬が驚異の0.142%です!
eMAXIS Slimシリーズは勢いが止まりませんね。ここまで徹底的にコストダウンを追求してくれると、投資家としては嬉しいですし、資金流入もかなり生じるのではないでしょうか。
早速、つみたてNISA銘柄としても設定されています。
“(除く日本)”の部分をどうとるか?
このファンドの注目点の一つとして、投資対象として、日本が除かれている点があげられると思います。
- 日本も含んで欲しい、というニーズも相当数あると思いますし、
- その一方で、日本は投資対象として入れたくない
と考えられる方もいらっしゃると思います。ポートフォリオや投資方針によって好みが分かれそうです。
eMAXISシリーズ → eMAXIS Slimシリーズ が生まれた時に焼き直しがかなり行われましたが、また(日本含む)といったファンドも発売されるかもしれません。
競合は楽天VTとEXE-iつみたてグローバル株式ファンド
1) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT):信託報酬 0.2396%
2) EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド:信託報酬 0.150%
どちらも比較的新しいファンドです。
楽天VTは2017年7月、EXE-iつみたてグローバルは2017年12月です。
楽天VTを追随する形でそれよりも低コストなEXE-iつみたてグローバルが発売されましたが、今回さらに低コストなファンドが出てきたという状況です。
全世界株式に投資できるファンドのバリエーションが増えているのは嬉しいですね。
日本を含むか含まないかが大きな違いです。
EXE-i つみたてグローバル株式ファンドは追随を目指すもやや出遅れてる感が否めません。
<楽天VTの月次資金出流入額>
<EXE-iつみたてグローバル株式ファンドの月次資金出流入額>
楽天VTが先行ということもありますが、とはいえ月次で10倍ほど流入額に差が出ています。
そのため、楽天VTが実質対抗馬になりそうです。
一本で済ませられる楽天VTか、使い分けがしやすいeMAXIS Slimか
楽天VTは全世界株式のファンドとして王道の座に君臨していると思います。これが発売するまではETFで【VT】を購入している方も多かったと思いますが、積立をしたいという方にとっては最適解になるファンドではないでしょうか。これ一本で全世界に投資することが可能です。
eMAXIS Slimシリーズは今回の(除く日本)といったように商品が細かく設計されている点が特徴的です。組み合わせ次第で自分の理想のファンドを作ることも可能です。
楽天VTとeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)、どちらもかなり魅力的なファンドです。現状、ベストかどうかは断言しきれないところがありますが、最適解の一つであることは間違いないと思います。
日本を投資対象として含まずに考える場合、信託報酬の点でeMAXISがベター、といったところでしょう。
この2つのファンドは今後も注目です。
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