こんにちは、アルパカです。
日々、しがないサラリーマンをしているわけですが、先日上司に声をかけられ、そのまま個室に誘導されました。
「やべー、また何かやらかしたかなー」
と思っていると、4月から昇給するとのこと。これまでの努力や成果が認められた形となったのでそれは嬉しい出来事だったわけです。
今回の昇給について
なんと15%ほど昇給するとのこと。嬉しいぜ!米国株配当金で稼ごうとすると、軍資金が数千万必要になるレベルです。この昇給は大きい。
まぁ、元々が薄給なので上がったとしても微々たるものなんですが。。。地方のサラリーマンはツライよ。
この事を上司から告げられた時、
「うぉーアツい!嬉しい!」
と思ったあとすぐに
「でも、この先こんな昇給が簡単に待ってるわけじゃないよな」
と思いました。
日本企業の平均昇給は2%
(出典)経団連
経団連によると、日本企業の平均昇給はおよそ2%程度で推移しています。
初任給が20万円だったら、2年目には20.4万円になる計算です。昇給自体は嬉しいけど、昇給額としてはちょっぴり寂しい気もします。
仮にこの昇給ペースがずっと続いたと仮定して、投資で使われる72の法則に当てはめてみましょう。
72÷2=36
給料が二倍になるまで、なんと36年もかかります!!現在の制度だと定年です!w
実際には昇進などがあれば給料はグンと伸びるのでこの通りにはならないと思いますが、あまり信じたくない数字です。
自分自身のこれまでのサラリーマン生活を振り返ってみると、まったく昇給しない年もあれば、今回みたいに15%ほどジャンプアップする年もありました。定期昇給がある会社ではないので。今回の15%昇給は本当に有り難い話ですが、この先、同じことを望まない方がいいなと考えています。
そこで思い出したいのが、資産形成の公式です。
資産形成の公式
総資産=収入ー支出+資産×利回り
支出を抑える
このうち、一番手っ取り早く着手できるのは「支出を抑えること」です。自分一人の努力ですぐに効果が出ますからね。
仮に1,000円のランチを月3回我慢するとしましょう。
1,000円×3=3,000円
3,000円×12=36,000円
年間36,000円もの節約につながります。これを配当金で得ようとすると税引き後利回り3%でも120万円もの軍資金が必要になります。
支出を抑えることはいつかは限界はきますが、着手してない場合は大きく改善の余地があります。固定費の削減なんかは特に効果が高いので、今すぐやるべきですね。
収入を上げる
収入も上げられる部分は上げたいものです。ただ、サラリーマンだと運や景気にも左右されるので、上がる保証がありません。評価制度の内容次第では個人の努力がまったく給料に反映されない会社もあります。それどころか一切昇給しないことが決まっている会社もあるでしょう。
逆に成果をガンガン出せば、どんどん給料アップにつながる!という方は収入アップに全力投球した方がいいですね。
仮に月給1万円上がったとします。年間12万円の給料アップは株式投資の平均利回り7%で実現しようとすると、170万円ほど必要になります。相場は下落する時もあります。もし、努力次第で昇給が見込めるならここに注力する価値はあると思います。
収入アップは青天井なので、長期的に見ると必ず着手した方がいいです。
不確実性が増している現代、本業を伸ばすだけでなく、複線化することも大事ですね。
投資
節約と収入アップで作った投資のタネを持って資産を大きくしていきます。
株式投資では資産を着実に増やせることを歴史が証明してくれています。平均利回り7%なので、確実に活用していきたいところです。
<関連記事>株式投資をしている人の割合について調べてみました
結局はその時々のステージや状況による
資産形成をしていくには、収入アップだけでも、節約だけでも、投資だけでもなかなか実現しにくいです。全てに全力投球できればベストですが、時間は有限です。
大事なのは、収入や節約それぞれの達成基準、
- 本業で月収◯◯万円を達成する、すべての収入源で◯◯万円を達成する
- 毎月◯◯万円以下で生活できるようにキープする
などを設定し、行動を起こしていくことかなと思います。まだ注力していないものがあれば状況は変わりやすいはずです。
頑張って本業で給料アップが見込めるならそうした方がいいですし、副業をやってないなら始めてみましょう。数万円程度ならそう難しくはありません。
まったく節約をしない生活を送っているなら一度支出を見える化して抑えられる部分を抑えてみましょう。固定費の見直しは絶対にやるべきです。
私は一旦昇給の区切りがついた感があるので、きちっと本業の成果は出しつつも投資活動に精を出していきます。