こんにちは、アルパカです。
このシリーズも今回で最終回になります。
これまでの記事。
米国株投資で資産分散を
投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
一つのカゴに卵を全部入れていると、万が一落としてしまうと卵が全部割れてしまうので、複数のカゴに入れて、万が一落として全部ダメになる危険を避けよう、という考え方です。
分散して、万が一の際のダメージを最小にしようということです。
ただ、その分散も様々な観点があります。
- 資産・・・株式/債券/REIT/保険/預貯金など
- 地域・・・国内/海外、先進国/新興国など
- 通貨・・・米ドル/日本円/人民元/ユーロなど
- 時間・・・1ヵ月/3ヵ月/6ヵ月/1年など
それぞれ見てみましょう。
資産 → これは極端なアセットアロケーションでないかぎり大小あれどやってる場合が多い
地域 → 個別株や投信を通じて行う場合が多いでしょう
通貨 → 外貨預金や米国株をもしやっていれば
時間 → 個別株や積立投信で実施、ドルコスト均等法など
この中で特に通貨においては、意識しないと実施されにくいものです。
日本で働く限りは円ポジションが強くなりがち
日本で働く限り、給料は円でもらっている方々が多いでしょう。
その結果、円ベースでの資産形成になる場合が多いと思います。
円は世界最強の通貨です。世界的危機が生じた際、「安全資産の円が買われ〜」みたいなニュースが数多くを占めます。
しかし、その円も将来にわたって、その立ち位置を守っていけるかは誰にもわかりません。
問題山積みの日本において、円の価値がみるみる下がっていく可能性もあります。
であれば、やはり通貨も分散するのが得策と言えます。
どの通貨に分散するか、それは基軸通貨である米ドルしかないでしょう。
ドル建てで資産を持つこと自体が資産防衛になると考えています。
で、ドル建てをどう持つか。それは歴史が教えてくれています。
資産ごとのトータルリターンです。
1802年〜2011年において、株式は6.7%のリターンを叩き出しています。
米国株を有することは、ドル建てで資産防衛ができ、株式でリターンを見込むことができます。
以上の理由から私は米国株を選好しています。