こんにちは、アルパカです。
数は多くありませんが、目ぼしい銘柄は積極的に株主優待を取得しています。
権利落ち日(優待ゲット確定日)から優待品が到着するまで2〜3ヵ月の場合が多いですが、その間は到着が楽しみになります。ワクドキ。
株主優待を設置する企業もぐんぐん増え、マネー誌でも特集が組まれ、「株主優待やってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
株主優待を獲得するには当然ながらその企業の株を買う必要がありますが、株主優待を獲得できる権利が確定した後に株価が下がる傾向にあります。権利を取得したら売りに出されるからです。株主優待で得た利益より、株価下落による損失の方が大きいとなれば元も子もありませんよね。
そこで救世主となるのがクロス取引。優待タダ取り、つなぎ売りと呼ばれる場合もあります。この裏技を使うと証券会社の手数料だけで株主優待を取得することができます。
クロス取引とは?
株主優待ゲットには権利付最終日に保有していればOK!
そもそも株主優待を獲得するためには、銘柄によって決められた日に株式を有している必要があります。
例えば、今月の場合です。月末が「権利確定日」の銘柄の場合、23日に株式を保有し、引けを迎え、権利落ち日(権利付最終日の翌営業日)である26日の寄り付きを迎えれば株主優待を獲得することができます。
例えば、23日14:59に取得し、26日9:01に売却しても株主優待が手に入ります。
ただし、優待取得の条件が1年間継続保有などを設定している銘柄も増えてきているので注意が必要です。
また、先述の通り、この場合26日に株価が下落する場合が多いので注意が必要です。
クロス取引はノーリスクで株主優待をゲットできる
クロス取引を行えば、株価が下落する心配をせずに株主優待を手に入れることができます。
手順は以下の通りです。
- 権利付最終日の前日、株式市場が開いていない時間に証券口座にログインする
- (現物買い)株を成行注文する
- (信用売り)株を成行注文する ※ 必ず同じ株数、100株なら両方100株
- 権利付最終日を迎える:2.3の注文が約定する
- 権利付最終日の市場が閉まった後、15:30以降に現渡しの注文を行う
- 翌営業日(権利落ち日)に現渡しで決済される
これで株主優待ゲットです。
SBI証券の場合、権利付最終日の15:30までの注文だと当日注文処理されてしまうようなので、必ず15:30以降に行うことがポイントです。また現渡しは必ず市場が閉まっている間に行います。
現物は株価が上がったら利益が出るのに対し、信用売りは株価が上がったら損失が出ます。
ですので、両方を同じ株数注文することによって、損益を相殺することができます。
結果、値動きを気にせず、証券会社の手数料だけで株主優待をゲットすることができます。
ちなみに配当金は出ません。(厳密には出ますが、手数料で相殺されます)
株主優待価値がクロス取引コストを上回るようにする
たとえ、株価の損益を気にしなくてよかったとしても手数料は発生します。そのコストよりも株主優待価値が上回るようにするのが大事です。
出典:SBI証券
例えば、SBI証券で株価40万円の銘柄を取引をする場合、手数料のトータルコストは549円になります。仮にこの銘柄の株主優待が「500円のQUOカード」だった場合、49円損をしますよね。
手数料を考えて、銘柄選びとクロス取引を活用していきましょう。
SBI証券の一般信用取引が15営業日に!
クロス取引によってノーリスクで株主優待を手に入れられるのはいいのですが、銘柄ごとに在庫が決まっており、人気銘柄は在庫切れになる場合が多々あります。
そこで、前もって注文を行うこともできます。一般信用取引です。
5営業日前から注文をし、クロス取引ができたのですが、さらに早く、15営業日前から注文することができるようになりました。株主優待獲得のチャンスが広がりますね。
2月13日19:00から新規建て可能なので、うまく活用したいものです。
実際、15営業日前からを活用できるのは3月に入ってからですね。
クロス取引をうまく活用して、効率的に株主優待を獲得し、ちょっぴり豊かな生活を謳歌していきましょう。
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