アルパカの資産形成探検記

株価軟調、不人気優良企業の【IBM】に投資すべきかどうか

こんにちは、アルパカです。

数ヶ月前から投資先候補として、IBMが入っています。

2018年の「ダウの犬」銘柄第二位でもあります。

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IBM【IBM】は100年以上の歴史を誇るIT企業:22年連続増配中

今をときめくハイテク株はここ20年くらいで設立されたものも多いですが、IBM(International Business Machine)は1911年にアメリカで創業されたIT企業です。

実はれっきとした老舗企業だったりするのです。

IBMの前身CTR(C-T-R : The Computing-Tabulating-Recording Company)は次の3つの企業が合併されて設立された会社です。

CTRはパンチカードによるデータ処理機器を開発していました。現在はだいぶ幅広く事業を展開していますね。

日本法人も日本アイ・ビー・エム株式会社としてあります。仕事でここの社員の方とたまーに接点がありますし、勤務している知人もいますが、皆さんホントデキるオーラを漂わせてます。

 

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◆基本指標

2018/2/23終値時点
ティッカー IBM
株価 155.52
PER 12.79
EPS 12.04
配当利回り 3.91
配当性向 48.89
増配年 22年

◆10年チャート

2013年前半に210ドルを抜けて以降、株価は下がり続けています。

過去10年で見ると、120ドルと150ドル付近が明確なサポートラインになっていることがわかります。130ドルより下げたら買おうかな〜と待ってますが、なかなか下がりません。

現在一株配当が6ドルですので、120ドルまで下がったら利回り5%です。さすがに飛びつく人も多いのではないでしょうか。

 

◆配当性向

配当性向が年々上がってるのが気になりますが、それでもまだ44%なので増配余力はあるでしょう。現在22年連続増配です。数年後には配当貴族の仲間入りも視野に入ってます。

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現在でも、ほどほどに割安水準だと思いますし、配当利回りも悪くありません。投資妙味が増しているタイミングかなと思ったり思わなかったり。キャピタルゲインもインカムゲインも狙えそうですし。

でも、以下3つの理由からまだ購入まで至ってません。

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① 売上が右肩下がり

周知の通り、業績は下がっています。

売上高は2011年をピークに右肩下がり、なんと22四半期連続で前年同期比で売上ダウンをしてしまっています。大幅なビジネスモデルの転換をしたことが背景となっています。

時代の流れに合わせて、クラウドやAIに注力する大胆な経営方針を打ち出しています。

今後の業績はその分野がうまくいくかどうかで大きく決まります。

 

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② 投資の神様バフェットがほとんどのIBM株を売却

IBMはかつてバフェットの主要銘柄ビッグフォーの一つでした。

が、去年から徐々に売却を進め、現在ではそのほとんどを売り払っています。

 

16年12月末:8123万株

17年9月末:3702万株

17年12月末:204万株

 

バフェットが売却したとか、バフェット銘柄であるとかは関係ないものとはいえ、凄まじい運用成績を残してきたバフェットの判断はちょっと影響されてしまいますよね。だって人間だもの。

実際、バフェットが売却を進めてから、売っている方も多いです。

 

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③ ワトソンの苦戦

IBMが現在、推進しているAIがワトソンです。

ワトソンとは何か?こちらの記事がわかりやすく説明してました。

 

IBMはビジネスモデルの転換をし、このワトソンに莫大な資金を投入してます。が、どうなんでしょう?目立った成果ってあまりないような。
競合のGoogle,Facebook,Microsoft,AmazonもAIに注力しており、その中で勝ち残っていかなくてはなりません。

 

 

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しばらくは様子見を続ける

IBM、とても気になっています。業績は苦戦しているものの、財務体質は良好です。

ワトソンの動向が好転するか、株価が大きく下がるか(120ドル付近)、どちらかが起きるまではしばらく様子見でいこうと思います。