こんにちは、アルパカです。
給料はなかなか上がらない、国民年金は期待できないなど、老後生活に不安を感じられてる方も多いと思います。私もその一人。今からしっかり準備していけば、大丈夫だろう、と考えていますが、全く不安がないというとそういうわけでもありません。
- 稼げるスキルを身に付けて、収入の複線化と最大化を図る
- 資金を投資に振り向けてお金を殖やす、老後にもチャリンチャリンする仕組みを作る
- なるべく支出を抑え、生活レベルを上げない
これらは今でもできることです。むしろ今から始めないとヤバイなという感じです。
で、本記事のタイトルにもあります「自給自足生活」。
支出を抑えることにつながりそうです。
今回、ひょんなことからご縁があった方(以下Aさん)がそれに近い生活をされているとのこと。私自身、自給自足生活を目指しているわけではないのですが、生き方としてかなり興味が沸いたので、Aさん宅に少しお邪魔させていただきました。
Aさんのライフスタイル
車で移動すること約1時間30分。Aさん宅に到着しました。地方の中でもかなり田舎な方です。
コンビニなんて当然ありません。最寄りのスーパーまで車で何分?って感じ。
聞けば、その学区の中学校は全校生徒なんと6名!
少し前まで7名だったとのことでしたが、転校してしまって現在は6名。転校した1名の子を全員で全力で引き止めたそうですw
ご自宅は平屋で、築60年ほどとのこと。Aさん自身は8年前にここに移住してきたようで、少しずつご自宅を手直ししながらも住んでいるとのこと。
「でも、まだ屋根に隙間があるから、冬は寒いんですよね〜」
と。うん、正直見るからに寒そうだw (Aさんごめん・・・)
40代のAさんはとても物腰柔らかで笑顔が素敵な方。
天真爛漫な奥様、可愛らしい娘さん3人の計5人家族です。
今回、味噌作りをさせていただくのが目的でした。
煮た大豆を臼と杵でつぶして、(この時点でおかしいでしょw)
塩と麹(これも手作り!)を混ぜて、ペースト状になったら一旦完成です。
10kgほどの味噌を作りましたが、1時間以上かかりました。
重しを乗せて3ヵ月以上発酵させると食べられる状態になるとのことです。出来上がりがとっても楽しみです。
その味噌作りの間、いろいろお話を伺っていたのですが、出て来る話出て来る話まぁ奇想天外です。どうぶつ奇想天外なんて相手じゃありません。
味噌作りなんて序の口で、
お米も当たり前のように作ってるし、
野菜はもちろんほぼ作ってるし、
なんとゴマまで作ってるし、
卵は飼ってる鶏から得られるし(20羽くらいいた!!)、
お肉は基本食べないし、
魚は近所の漁師からもらうみたいだし、、、
・・・「食糧で買うものってなんですか?」と聞いてみました。
「砂糖と塩くらいだね」
!!!!!!!
そう、あっさり言い放つAさん。すごいね、すごい境地だわ。
春も近づく気持ちいい昼下り。Aさんには後光が刺してました。
それにしても砂糖と塩だけって!!!!
私は世界一周している中で、数多くの村を訪れてきましたよ。
飼牛が一家の最大の資産!って村もあったし、
鶏が家族!って家庭はもちろんあったし、
ばあさんは川に洗濯にって集落もあったよ、当然。発展途上国では。
でも、ここ日本だよ?一応先進国ですよ?
日本でこんなにも食糧を自給自足している家庭に出会ったことはありませんでした。
ちなみに家電製品は一つだけでした。
それは、洗濯機。
テレビなんてもちろんないし、
加工品がないから冷蔵庫はいらないし、
お風呂は薪を燃やして温かくするし、
料理も薪とカマドです。カッコイイです。ROCKです。
洗濯機もいらないんじゃ?と内心思ったけど、心の中に留めておきましたw
電気は一応通してるけど、毎日20時就寝とのこと。
あっぱれです。
老後の自給自足生活は可能なのか?
Aさんといろいろ話していたのですが、やはりこれまでの境地に達すれば、生活費は限りなく安くできるとのこと。
ただ、「老後はのんびり田舎で!」「老後は夢の自給自足生活!」などと考えている方は甘く見ない方がいいとのことです。
畑仕事も予想以上に体力使うし、
健康でなければ病院行くのも大変だし、買い物もタクシーで行くことになるし、不便さを解消するのにわりとお金がかかるということ。
やるならなるべく早く移住して、田舎で生活するスキル、畑仕事をできる体力を身につけることが大事らしいです。できることからコツコツと。
なるほど〜。
なるべく早く、コツコツって投資でも同じ〜w
今回、新たな世界を見させてもらいました。
Aさんのような生活を送るのは私には真似できそうもありませんが、味噌作りなどは真似してみたいと思いました。
いろんな生き方を垣間見るのはやっぱり楽しいです。