eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は全世界株式投資のド定番となりえるのか?楽天VTとのメリットとデメリット比較

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資産運用

こんにちは、アルパカ(@alpaca_assets)です。

 

資産形成の最適解の一つに”全世界の株式に長期投資すること”が挙げられます。

  • 1900年-2016年の全世界株式の平均リターンは5.1%であり、かつ債券のパフォーマンスを+3.2%上回っている
  • 2050年には世界人口が97億人に達するなど人口増加とそれに伴う経済成長が見込めること
  • 新興国を中心に、世界にはまだまだ成長余地がある国があること

などが理由として挙げられます。納得です。

私も今後も世界的な経済成長はしていくと思います。

 

そんな背景で全世界株式投信の積立を開始しました。

私がオススメしているeMAXIS Slimシリーズでも商品ラインナップが非常に充実しており、全世界株式に投資できる商品が増えてきてます。

 

2018年4月に発売されたeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)もその一つですね。

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そんなeMAXIS Slimシリーズから、今回は全世界株式に投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」についてまとめてみました。

 

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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の概要

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社 三菱UFJ国際投信
対象指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
(配当込、円換算ベース)
購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 0.1144%(税込)
設定日 2018年10月31日
決算日 毎年4月25日

2018年10月に発売された比較的新しいファンドです。

eMAXIS Slimシリーズは2018年に次々と良い商品を世に出しています。

3月:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
4月:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
7月:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

結果、ラインナップもかなり充実。

◆eMAXIS Slimシリーズラインナップ

 

投資対象は全世界株式!

対象指数はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。

日本・先進国株式・新興国株式の3地域からなる全世界の株式市場平均を追従するインデックスになってます。日本を含む先進国23ヶ国+新興国24ヶ国の計47ヶ国の株式が対象です。

銘柄数も2700以上の大型株・中型株で構成されており、十分に分散されています。

これ一本で、世界の株式を最安コストで丸ごと買えるというわけですね。楽ちんの極みです。

投資の世界では分散が重要と言われますが、株式のみであるとはいえ、エリアの国際分散を可能にしてくれていますね。

いちいち投資に割く時間を作りたくなく、世界の経済成長を享受したい方、また初心者の方にはぴったりの商品なのではないでしょうか。

ただ、全世界の金融資産の55%は米国です。全世界を取り入れているがゆえに米国市場の伸びよりも劣後する可能性はあります。

 

他のeMAXIS Slim 全世界株式との違い

eMAXIS Slim には他に2本の全世界株式を対象としたファンドがありますが、違いは名前にある通りですね。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
→日本を除く全世界の株式が対象

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
→日本株式・先進国株式・新興国株式に1/3ずつ均等に投資

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→時価総額加重配分で全世界株式に投資

 

ちなみに2020年7月現在の純資産総額はこちら。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):211.11億円
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型):18.42億円

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):331.31億円

「3地域均等型」が出遅れてる感じですね。「除く日本」は2018年3月設定、「オールカントリー」は2018年10月なので、オールカントリーの方が積み上げペースは早いです。

 

ファンドの仕組み

ファミリーファンド方式となっており、外国株式・新興国株式・日本株式のマザーファンドを通じて、全世界株式に投資します。

 

競合は楽天VT

全世界株式に投資できる投信はここ最近でかなり環境が変わってきました。

競合の筆頭は楽天VTこと「楽天・全世界株式インデックスファンド」と言えるでしょう。

 

楽天VTとの比較(2020年7月現在)

【信託報酬(税込)】

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.1144%
楽天VT:0.212%

さすがは低コストのeMAXIS Slim。信託報酬を安定的に安く抑えてくれてます。

 

【純資産総額】

<2020年7月現在>
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):331.31億円
楽天VT:432.20億円

<2019年4月現在>
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):27.28億円
楽天VT:205.05億円

 

純資産総額は現時点では、楽天VTに軍配。ただし、eMAXISが2018年10月、楽天VTは2017年9月に設定されています。

伸び率を見てみましょう。

ここ1年3ヶ月の伸び率ですが、

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):12.14倍
楽天VT:2.1倍

eMAXISが猛追してます!

 

◆eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の月次資金流入

 

◆楽天VTの月次資金流入

2020年5月31日時点でのSBI証券によるデータです。

グラフにしてみるとより差がはっきりわかりますね。
ちなみに縦軸の目盛数値違いますのでご注意を。eMAXISがやはり非常に伸びてます。

 

総資産総額と資金流入は重要な指標。

この2ファンドなら私はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選びます。

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」において見事1位、2018において3位を獲得する人気ファンド!

ご覧の通り、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」で1位、2018で3位を獲得するなど、投資家からも人気を博しています。

楽天VTは2018は9位でしたが、2019はランク外となっています。(2017は1位でした)

三菱UFJ国際投信としては、楽天VTの好調ぶりを静観できなかったでしょう。

今までなかった全世界株式の投信を2018年に3本発売。その一つオールカントリーが見事、初年度に3位に食い込み、翌年には1位に輝く形となりました。純資産総額も非常に順調に積み上がってきています。

 

ちなみにこのeMAXIS SliシリーズはFOY2018、2019両方において、20位までに7本もランクインしています。

FOY2019

 

FOY2018

 

 

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メリットデメリット

メリット

  • これ一本で全世界株式に投資ができる
  • 国際分散しているので、リバランスが不要。ほったらかしでOKで楽ちん。
  • 全世界株式に投資する上でのコストは最低水準

デメリット(懸念点)

  • 米国市場が好調にいくのであれば、その伸びよりもアウトパフォームする可能性がある

 

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で、どうするのか?

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)について書いてきました。とても良い商品ですね。ずっと気になっていましたが、積み立てていたファンドも多かったので保留にしてました。

が、積み立てることに決めました。

現在、私のポートフォリオの中心が米国個別株なので、分散として。

 

2020年3月時点の世界の株式市場の国別シェアはこちら

1位:アメリカ 55.8%
2位:日本 8.2%
3位:中国 4.8%
4位:イギリス 4.6%
5位:スイス 3.1%

半分以上をアメリカが占めています。アメリカは今後も成長を続けていくと思いますが、分散をきかせるためにオールカントリーについては長い目で見て積み立てていくことにしました。

 

積立設定したので、とりあえず当面は気絶しておこうと思います。

今後のパフォーマンスが楽しみです。

 

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