こんにちは、アルパカ(@alpaca_assets)です。
四国キャンピングカーの旅【前編】の続きです。前回の記事をお読みでない方は読んでいただいてからの方がより楽しめると思います。
徳島〜高知までが前編でした。では続きです!
【2日目】高知(香美市立やなせたかし記念館、ひろめ市場、桂浜、道の虹の森公園まつの)
2日目です。前日宿泊した「道の駅 美良布」の真後ろが香美市立やなせたかし記念館です。
道の駅で朝食を買い、キャンピングカーの中で食べ、身支度を整え、いざ出陣!
香美市立やなせたかし記念館(高知アンパンマンミュージアム)
子育て世代の強い味方アンパンマンの生みの親、やなせたかし氏は高知出身とのこと。この旅に出るまで知りませんでした。そのやなせたかし氏のミュージアムが生まれ故郷である香美市にあります。
元々この施設は存在も知らなかったのですが、奥さん&息子とるるぶを見ながらどこに行こうかワクワクしていた時です。るるぶにこれが載っていたのです。アンパンマン大好きな息子が見逃さないわけがありません。またたく間に今回の旅の主要目的地に昇格したのでありました。
両親からすると「マジか〜見つかっちゃったか〜行くしかないよな〜」という感じでしたがw、
しかし、この場所
めちゃくちゃ楽しかった!!
申し訳ないけど、横浜とか三重にあるアンパンマンミュージアムとは全然クオリティが違う!
やなせたかしの”記念館”なので、氏の生い立ちもちゃんと紹介されているし、”美術館”なんだよね。
アートとも言える原画が数多く展示されてます。
原画自体はアンパンマンのキャラクターなんだけど、なぜか、
アンパンマンも
しょくぱんまんも
カレーパンマンも
めちゃくちゃカッコよく見える。。。笑
その他のシーンの原画や各キャラクターの設定やストーリーも紹介されていて大人でも楽しめる内容でした。
美術好きの人には特に、大人にもオススメの場所です。
当然、息子は狂喜乱舞。壁、床、天井にも動画や絵などが展示されているので、
「パパ、これ見て!」
「パパ、こっち来て!」
の連続です。
原画展示に加え、子ども向けのジオラマ、パン工場、アニメ放映しているシアター、キャラクターとの写真撮影スポット、もぐりん体験などなど楽しめる仕掛けがたくさん。
屋外には、アンパンマン像やジャイアントだだんだん像、アンパンマン遊具などこれまた楽しめる場所ばかり。収蔵庫の絵も素敵でした。
こんな場所、楽しくないわけないでしょ。終始、大興奮でしたよ。
あと、忘れてはならないここの魅力。
全っ然、人がいないこと!w
いや、いるんだけど全然困らないレベル。横浜とか三重など、基本都会にあるアンパンマンミュージアムの土日って人混みで疲れるんですよ。ここは高知の田舎にあるので(失礼!)、人が少ないです。少なくとも我が家が行った日はそうでした。動きにくい、遊びにくい、鑑賞しにくい、なんてことは一切なく、快適に楽しむことができました。
そういや、着ぐるみアンパンマンが来てくれたんだけど独り占めできたなw
そんなこんなで楽しかったこの場所。
結局、9:30のオープンから昼過ぎまで滞在してしまいました。
ひろめ市場
高知市の主要観光場所であるひろめ市場。遅めのランチで行きました。
もちろんカツオのたたきを。
新鮮で大ぶりなカツオのたたき、めちゃくちゃ美味しかったです。
運転がなかったらビールもいきたかった。。。
昼からひろめ市場でビールとカツオのたたきなんて楽しそう!
桂浜
もう一つの観光名所も行きましたよ。我が家は夫婦ともに龍馬好きなので。
美しい場所だったな〜
「ここで龍馬は何を想ってたんだろうな〜」なんて物思いに耽るスキもなく、息子に連れ回されましたw
でも、ビックリしたのが息子が「裸足になっていい?」と、自ら裸足になって砂浜を駆け回っていたこと。
冬で寒いでしょ、って話ではなく、うちの息子って普段、砂場でも芝生でも裸足になることを嫌がるのですよ。痛いのか潔癖なのか。
でも、この日は自ら靴と靴下を脱いで、波打ち際まで走っていってました。
なんか、その無邪気な様子を見てると息子の心が開放されてるんだなぁ〜と嬉しくなっちゃいました。あとで話すと奥さんも同じことを感じていた様子。
そういう意味でとても思い出深い場所になりました。
道の駅 虹の森公園まつの
高知自動車道を使って移動し、愛媛に入ります。2日目はここに宿泊。キャンピングカー宿泊がもう一台いました。
【3日目】高知(四万十川・岩間沈下橋)〜愛媛(内子、道後温泉、道の駅 多々羅しまなみ公園)
旅は続きます。息子も娘も有り難いことにすこぶる元気で楽しんでくれてます。
キャンピングカーでの移動もすっかり慣れてきました。
四万十川(岩間沈下橋)
一旦、高知に少しだけ戻ります。
四万十川の朝もやを見たく、朝イチを狙って行ってみました。が、あまり朝もやは見れませんでした。
それどころか沈下橋が崩壊してるではありませんか!そんなに主要目的地でもなかったので事前リサーチなしで行きましたが、まさか崩壊してるとは!ちなみに原因は不明のようです。そう、案内板に書いてありました。
でも雄大な四万十川を見れて満足です。
内子フレッシュパークからり、内子座
再び愛媛に入ります。
内子という町の道の駅によりました。
この地域は”じゃばら”という柑橘系の果物が有名のようです。
その他、重要伝統的建造物群保存地区になっている街並みを見たり、内子座を見たりしました。
地方には魅力的な場所がたくさんありますね。
道後温泉
道後温泉もずっと行ってみたかった場所です。念願叶ったり。
雰囲気も最高ですね。少し高めの入場券を買ったので、お茶やお菓子を出してくれました。温泉施設で”接客”してもらったの初めてかも。「神の湯」「霊の湯」両方を楽しみました。良い泉質でしたわ。
入浴後はすぐ目の前にある「ハイカラ通り」をお散歩。みかんアイスや磯揚げなどを頬張りながら。至福の時間です。
道の駅 多々羅しまなみ公園
キャンピングカー3泊目、本日のキャンプ地です。キャンピングカー泊も慣れてきました。
車内で着替えて、寝床作って、歯磨きして、トイレも済まして、少しおしゃべりして、就寝準備コンプリート。
息子も日中動き回ってるからか、すんなり寝てくれます。娘も超絶良い子で母乳があればすぴーzzz
【4日目】愛媛(道の駅 多々羅しまなみ公園、伯方の塩工場)〜香川(香南楽湯)
翌朝、4日目おはようございます。
道の駅 多々羅しまなみ公園
この場所は瀬戸内海のど真ん中にあります。
早起きして、いざサンライズをば!
少し雲がありましたが、キレイな朝日を見ることができました。
朝日を見たあとは、前日に内子のパン屋さんで買ったパンをキャンピングカー内で食べます。コーヒーを入れながら。
海辺で食べる朝食の美味いこと!
そうこうしてるうちに出荷業者の車が続々と集まってきました。
ここの道の駅はみかんや魚介類などの特産品がかなり豊富でした。
我が家もたんまり買って帰りました。
というか愛媛のみかん美味すぎ!紅まどんなとかいうやつ!果皮が柔らかくて、食感もゼリーみたいでめちゃジューシー!みかんってそこまで大差ないと思ってたけど、これは格別!
旅から帰ったあと、息子にみかんあげると、
「これ愛媛のみかん?」
って聞くくらい美味しかったみたい。愛媛以外のみかん受け付けなくなったもんな。
他のみかんも美味しいんだよー。
というわけでここの道の駅はみかんはじめ、いろんな特産品があるのでオススメです。
さて、瀬戸内海と言えばしまなみ海道。しまなみ海道と言えばサイクリング!
個人的に今回の旅の大きな楽しみでした。
しまなみ海道でサイクリング
やってみたかったんだよ〜
別に
趣味:自転車
とかでは決してありませんw
通勤でクロスバイク使ってた時が一瞬あったくらい(疲れるのですぐやめたw)で、サイクリングが特段好きというわけでもないです。が、なぜか惹かれたサイクリング@しまなみ海道。
やるしかないでしょ。
道の駅 多々羅しまなみ公園はサイクリストの聖地とされているらしく、石碑がありました。
レンタサイクルもここの施設で借りることができます。1500円。
奥さんと相談の結果、私&息子が二人乗りの自転車で行くことにしました。息子が前のカゴに乗るタイプのものですね。
自転車に乗れない奥さんは娘とお留守番。
いざ、出陣!
道の駅のすぐ近くから整備されたサイクリングコースがあります。子どもを乗せていても安心して走れるのが最高です。
コースは大三島(道の駅 多々羅しまなみ公園)〜生口島にかかっている橋の往復。1時間くらいか。
晴天の中、瀬戸内海を眺めながら颯爽を風を切って走る。
↓この橋にもサイクリングコースが整備していて快適に走ることができるのです!
めちゃくちゃ気持ちえぇ!!
息子も
「さいこう〜(^o^)」
ってずっと言ってましたw
ただ、サイクリングすることがこんなにも気持ち良いことだとは!道中、みかん畑があったり、絶景ポイントがあったりととても楽しむことができました。息子も大満足の様子で良かった。
しまなみ海道のサイクリング、めちゃくちゃオススメです!
せとうち茶屋大三島
「道の駅 多々羅しまなみ公園」から15分ほど移動して、しまなみ海道最大級とも言われる「せとうち茶屋」でランチをいただきました。鯛めしが美味しかったです。
伯方の塩 工場見学
あの「は・か・た・の・しお♪」のTVCMで有名な伯方の塩工場があり、見学することができます。
けっこう面白かったです。
塩を作る製法も時代を経るごとに移り変わっていて、良い塩を作るには涙ぐましい努力が必要。美味しい塩を食べられるのは先人のおかげだなと感じました。
塩を溶かす工程とかも見学できたし、息子も楽しんでいる様子でした。
道の駅 香南楽湯
愛媛〜香川の移動。意外と時間がかかりました。今治から2時間半くらいだったか。
香川に到着したころにはもう日が暮れてました。今日の宿は「道の駅 香南楽湯」です。
温泉のある道の駅です。施設もキレイで寛ぐことができました。
夕飯はすぐ近くにある「宝山亭」といううどん屋さんでいただきました。早速さぬきうどんを決め込みました。
キャンピングカー最後の夜です。
施設でビールを買って、奥さんとキャンピングカー内で乾杯です。
さぬきビールなるものがありました。
旅って、その地その地の独自性あるビールを楽しめるのも醍醐味の一つですね。
【5日目】香川(小豆島)
さぁ、最終日です。
少し早起きして、7:00前にはうどん屋さんで朝ごはん。小豆島に行く予定だったので、早めの高速艇に乗りたかったのと人気のうどん屋さんだったので混む前に行きたかったのです。
朝うどんはこちら↓ 手打十段 うどんバカ十代
7:00前に行き、待つことなく席につけましたが、ほぼ満席。
なにしろ帰省シーズンなんかは早朝から長蛇の列になるとのこと。めちゃ美味かったです。
小豆島
朝うどん後は離島へ。瀬戸内海の島は直島などいくつか行ったことありましたが、小豆島は初めてでした。
高松から高速艇で35分程度です。キャンピングカーは港のコインパーキングへ。
高松〜小豆島はフェリーと高速艇の2つの手段があります。
フェリー:所要時間60分 往復大人1,380円
高速艇 :所要時間35分 往復大人2,230円
https://www.shikokuferry.com/timetable/takamatsu-tonoshou2
我が家は0歳児がいて、時間も限られていたので高速艇で移動しましたが、各状況に応じて選ぶのが良いと思います。
道の駅 小豆島オリーブ公園
小豆島と言えば、オリーブで有名ですね。
ここ、けっこう面白かったです。
オリーブについての解説展示があったり、お土産コーナー、オリーブの販売、ワークショップやギリシャ風車があったりと。あと、魔女の宅急便のモデル地になっているようで、ほうきレンタルありますw
レンタルほうきは持ち運び自由なので公園内のいろんな場所で写真を撮ることができますよ。
ちゃっかりオリーブの木も買って、息子も楽しんでくれてお気に入りの場所になりました。
「私この街が好きです♪」
マルキン醤油記念館
小豆島は醤油の町としても有名です。醤油作りが始まったのは約400年前。小豆島は良質の塩の産地であり、地中海地方に似た温暖な気候風土が醤油作りに適していたこと、また海上交通の要衝として海運業が盛んだったことから醤油の名産地として発展していったようです。
そして、戦後は木桶仕込みの醤油生産は減少していますが、小豆島では未だにその製法を続けています。
小豆島には醤油の蔵がいくつも残っており、見学することもできます。
とても面白かった。大三島の塩といい、調味料って奥深い。。。
そして、帰路へ・・・
高速艇で高松まで戻り、キャンピングカーで徳島に向かいます。
5日間お世話になったキャンピングカーともさよならです。息子もとっても寂しそうでした。
「もう、おっきい車乗れないのぉ?」と。
また、キャンピングカーの旅に出ようと伝え、納得したようです。
そして、無事、事故なく返却。なんだか少し達成感。
4泊5日の費用は?
さて、ざっくりですがかかった費用です。4泊5日のキャンピングカーレンタル期間のものです。
四国前後の費用は含めていません。
費目 | 料金 |
キャンピングカーレンタル | 84,000円 |
高速代 | 10,000円 |
ガソリン代 | 17,000円 |
食費 | 43,000円 |
レジャー費・温泉・お土産 | 36,000円 |
計 | 190,000円 |
予算20万円で考えてましたが、予算内におさまりました。
ガソリン代が意外とかかりましたね〜、キャンピングカー、燃費めちゃ悪いw
子どもが小さいうちに新しい世界を一つでも多く一緒に体験したい
自由気ままに美味しいものをたくさん食べて、未知なる面白い場所、行きたいところだけに行く。
夫婦ふたり旅とは違って子どもがいると何かと制限や気にかけなきゃいけないことが多くなるけど、今回のキャンピングカーの旅は本当に楽しかった。
子ども達は何を感じたのだろうか。
旅が終わった後の変化としては、息子はキャンピングカーをバッチリ覚えて、今も走ってるのを見かけると「あ、キャンピングカー!パパ、乗ろうよ!」と言ってきますw
“旅の楽しさ・醍醐味”とかはわからないと思うけど、この旅を通じて何か感じてくれたら嬉しい。
旅うんぬんってよりも家族全員で一緒にいることの方が嬉しかったのかな。
当然ながら家族全員四六時中ずっと一緒にいました。朝起きてから寝るまで。一緒にいないのはトイレとお風呂くらい、本当にw 普段は自分が仕事に行ってしまって、なかなかそうはいかない。ずっと一緒にいる環境はどうだったんだろうか。喜んでくれていたのなら父ちゃんも嬉しい。
一緒に過ごしていても、なんだか息子の心がとても開放されていたように感じていました。
普段の週末、息子は私に「パパ、遊ぼ〜」って何度も言ってきます。
この旅中はそれが一度もなかった。
家族全員で、いつもと違う大きな車にワクワクを詰め込んで、次々に新しい場所に向かって遊ぶ。
寝ることも移動することも食べることもできるキャンピングカー。
息子からしたら毎日が最大の遊びの連続だったのかな。毎日が満たされてるから「遊ぼ〜」なんて出てこなかったのかもなって思った。
桂浜に行った時もそう。自分から裸足になって駆け回ってる姿なんて初めてみた。
旅っていいね、キャンピングカーっていいね。
この地球上にはまだまだ知らない面白い世界がたくさんあるんだよ。
子ども達がそれを知りたいかどうか、世界を広げていきたいかどうかは本人達が決めていけばいいけど、親としては面白い世界はたくさん経験させてあげたいし、伝えていきたい。
いろんな経験をして、人生を鮮やかに生きて欲しい。
彼らが見る世界、作る世界はどんなものになるのだろうか。楽しみで仕方ありません。
ということで、憧れだったキャンピングカーの旅は最高な時間になりました!
Never stop exploring…
またいつか、家族でどこかに旅に出ます。
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