こんにちは、アルパカです。
高配当ETFの一つである【HDV】を購入しました。
【HDV】以外の高配当ETFでは【VYM】が有名ですね。どちらも素晴らしいETFだと思います。
- 基本的に米国市場は右肩上がり
- 高配当銘柄は下落相場でブレーキになる
ことから一つは持っておくべきだと判断し、購入にいたりました。


高配当ETF【HDV】の基本情報
ブラックロック社の高配当ETFである【HDV】。
正式名称は「iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF」
iシェアーズは他にも【PFF】とかも有名ですね。
基本情報
| 2018/3/9時点 | |
| ティッカー | HDV | 
| ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 | 
| 設定日 | 2011年3月29日 | 
| 純資産総額 | 6,406.2(百万米ドル) | 
| 構成銘柄数 | 75 | 
| 経費率 | 0.08% | 
| 分配利回り | 3.43% | 
| 配当月 | 3,6,9,12月 | 
経費率の低さが目に止まりますね。日本の投資信託は0.18%程度でも低コストと言われますので、いかにHDVが限界まで経費率を下げてくれているかがわかります。
ちなみに2016年10月までは0.12%でしたが、引き下げが行われ、0.08%になっています。
ブラックロックや後述するバンガードのETFはこういった経費率を下げる努力をしている点が素晴らしいです。企業としての誠実さを感じますね。
分配利回りが3%を超えているのも魅力的です。
純資産が他ETFを比較するとやや少ない気もしますが、まだ2011年に出来たばかりですからね。これから着実に増えていくでしょう。
構成銘柄上位10

上位10銘柄で全体の56.7%を占めます。
高配当の【T】や【VZ】、景気に左右されにくいヘルスケアや生活必需品の割合が高いですね。
セクター別構成割合

生活必需品、エネルギー、電気通信が大部分を占めています。

SPYとの5年チャートです。さすがにSPYには劣後していますが、まずまずのパフォーマンスです。
高配当ETF【VYM】の基本情報
続いて、【HDV】とよく比較される【VYM】。バンガード社のETFです。
正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」
基本情報
| 2018/3/9時点 | |
| ティッカー | VYM | 
| ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス | 
| 設定日 | 2006年11月10日 | 
| 純資産総額 | 20,846.1(百万米ドル) | 
| 構成銘柄数 | 405 | 
| 経費率 | 0.08% | 
| 分配利回り | 2.82% | 
| 配当月 | 3,6,9,12月 | 
経費率は【HDV】と同じです。
こちらも2016年には0.09%だったのが、0.08%に下がっています。
また、構成銘柄数が多いのが特徴的です。分散がよりききますね。
構成銘柄上位10
| Rank | Holding | Percentage | 
|---|---|---|
| 1 | Microsoft Corp. | 6.7% | 
| 2 | JPMorgan Chase & Co. | 3.8% | 
| 3 | Johnson & Johnson | 3.5% | 
| 4 | Exxon Mobil Corp. | 3.5% | 
| 5 | Wells Fargo & Co. | 2.8% | 
| 6 | Chevron Corp. | 2.2% | 
| 7 | AT&T Inc. | 2.2% | 
| 8 | Intel Corp. | 2.1% | 
| 9 | Procter & Gamble Co. | 2.1% | 
| 10 | Verizon Communications Inc. | 2.1% | 
| Ten largest holdings = 31.0% of total net assets | ||
【VYM】は【HDV】と比較して、大企業や金融セクターが多いのが特徴です。
また、上位10銘柄で全体の31.0%と、【HDV】の56.7%と比べて少ないです。
セクター別構成割合
| High Dividend Yield ETF as of 01/31/2018 | FTSE High Dividend Yield Index as of 01/31/2018 | |
|---|---|---|
| Basic Materials | 3.90% | 4.00% | 
| Consumer Goods | 12.60% | 12.70% | 
| Consumer Services | 6.10% | 6.00% | 
| Financials | 14.40% | 14.30% | 
| Health Care | 13.00% | 13.00% | 
| Industrials | 13.00% | 13.00% | 
| Oil & Gas | 9.30% | 9.30% | 
| Other | 0.00% | — | 
| Technology | 16.20% | 16.10% | 
| Telecommunications | 4.40% | 4.50% | 
| Utilities | 7.10% | 7.10% | 
情報技術(Technology)、金融(Financials)が多いです。また消費財(Consumer Goods)もそれなりにありますね。

SPYにわずかに劣後しています。
【HDV】と【VYM】の比較・違い
【経費率】
HDV:0.08%
VYM:0.08%
現状では全く同じです。
【純資産総額】
HDV:6,406.2(百万米ドル)
VYM:20,846.1(百万米ドル)
【VYM】が3倍程度となっていますが、設定日が【HDV】の2011年に対し、【VYM】が2006年なので、大きな差はないかなと思います。
【分配利回り】
HDV:3.43%
VYM:2.82%
利回りはHDVに軍配。
【構成銘柄数】
HDV:75
VYM:405
ここが大きな違いです。投資の基本、分散を良しとするのであればVYMに軍配です。ただ分散すれば良いというわけでもなく、その中身も重要となります。
HDVはスマートベータ型と呼ばれ、構成銘柄については高配当ETFであるものの、配当利回りだけで採用されているわけではありません。モーニングスターが競争力があると判断した大型株の75銘柄にある程度分散されていることが特徴です。
一方でVYMは平均以上の配当利回りを中心に構成されています。
【HDV】も【VYM】もどちらもオススメ!
はっきり言って、どちらのETFも最高にオススメですし、私自身もどちらにするか相当悩みました。
最終的には売却は考えていないので、利回りが高かったこと、現在のポートフォリオが個別株が中心なので、ディフェンシブかつ超大型優良企業の割合が多いHDVで配当を享受し続けようと判断し、HDVを購入しました。
いずれにせよ、どちらも高配当ETFとしては超優秀です。
 
  
  
  
  
