セゾン投信「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を解約すべきかどうか?

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投資方針

こんにちは、アルパカです。

日本人の長期投資家であればほとんどの方がご存知であろう大人気のセゾン投信。

  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • セゾン資産形成の達人ファンド

の2種類のファンドがありますが、私は2年半ほど両方のファンドに積立投資をしています。開始したタイミングもそれほど悪くなかったので、しっかり含み益も出ています。しかし、数ヶ月前から、特に「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の積立をこのまま継続しようかどうか考えることが多くなりました。

理由について書いていきます。

 

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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド概要

まずは概要です。「株式:債券」=「50:50」の割合で固定されています。攻めと守りを兼ね備えたバランスの良い構成です。投資対象として新興国も入っており、30カ国以上の株式、10カ国以上の債券に分散投資することが可能です。先進国が80%以上の割合を占めているものの、これ一本で世界中に投資することが可能です。

 

どれくらい投資されているのか?顧客口座数と純資産総額

2007年から販売が開始されたセゾン投信。順調に顧客を獲得し、2017年7月時点での顧客口座数は12万件にまで増えました。

2018年3月時点での純資産総額1,518億円と安定感もあります。

2007年以降、順調に増え続けています。特に2016年後半からの資金流入が加速しています。

 

純資産総額を他ファンドと比較すると・・・

人気のeMAXIS Slimシリーズでは100億円に達しているものはありません。

他に人気投信であるひふみプラスが5,728億円です。ひふみプラスよりも劣るものの、グローバルバランスファンドも大きなファンドですね。

 

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信託報酬

0.68%±0.03%

±の部分はファンドの規模に応じて変動するとのことです。

 

モーニングスターによると、2018年1〜3月でのつみたてNISA対象商品でパッシブファンド純資産流入ランキング上位トップ10はこれらのファンドのようです。

つみたてNISAの投資対象として選定される基準の一つとして低コストがありますので当然低コストのファンドがずらりと並んでいます。グローバルバランスファンドはこれらのファンドと比較すると高コストですね。

しかし、1〜2%の信託報酬をとるファンドも数多くあるので、グローバルバランスファンドの0.68%も十分に低コストとも言えます。

 

どこまでこだわるかですね。グローバルバランスファンドは低コストであることには間違いないと思いますが、徹底的にコスト追求をした時には最適解ではありません。

 

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解約が頭にチラつく理由3つ

①ポートフォリオ全体の再設計

②コスト

③機動力がない

この3つが理由になります。

 

①ポートフォリオ全体の再設計

セゾン投信は投資を始めたとほぼ同時に積立を開始しました。いろいろ調べていくうちに「お〜なんだなんだ、なにやら人気の投信があるやないか!やるしかなさそうだな!少額で始めてみよっか、えいやっ!」とかなりのノリで始めたのが正直なところですw

資料請求して、すぐに積立を開始しました。

結果、十分に含み益があるので、積立をしてよかったなぁと思ってます。

ただ一方で、その後、株式も投資信託も様々な商品に乗り出していくわけですが、積立しているファンドの本数が多くなっているのと、投資先となる資産や地域もかぶりも多くなっているので、ポートフォリオ全体の再設計が必要だなぁと感じています。感じていつつ放置気味なのですが。。。苦笑

今は、個人的に外国債券は不要だと感じているため、グローバルバランスファンドは債券比率が高すぎなわけなのです。

 

②コスト

低コストなバランスファンドも続々と販売されています。

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0.68%はなんとか看過できるレベルですが、下げられるなら下げたいもの。

低コストの複数商品の組み合わせで疑似グローバルバランスファンドを自分で作る事も可能です。

 

③機動力がない

専用口座に資金を振り込んで、買付注文をして、数日後に約定、といった流れです。

スポット購入するには面倒です。解約時もやや面倒。

セゾン投信は今まで一度もスポット購入したことないですし、基本ほったらかしなので、特に大きな理由にならないっちゃならないのですが、「セゾン投信最高!愛してる!」となりにくいのも正直なところ。機動力、運用しやすさって大事だと思うわけです。

 

 

結局はどこまでこだわるか、だと思います。世界全体にこれ一本で低コストで楽ちんに投資できることは間違いないわけですし、ベター解ではあります。でもセゾン投信が一世を風靡した時と比べてマーケット環境は代わり、他の優れた商品が出ていることもまた事実。

自分であれこれ試行錯誤して、商品を組み合わせるのも楽しいので、ポートフォリオ全体の見直しをしようと思います。