こんにちは、アルパカ(@alpaca_assets)です。
三菱商事(8058)を100株、新規購入しました!ずっと欲しいと思っていた銘柄なので嬉しい。
株価が再び2,400円を割り、十分に買っても良い水準になったし、ボーナスも入ったのでポチッといってやりました。
本記事では三菱商事を購入した理由について書いています。
三菱商事(8058)の基本情報
三菱商事は誰もが知る総合商社大手。日本の商社の中では売上トップを走り、王者たる貫禄を見せつけています。
2020/6/15終値時点 | |
銘柄コード | 8058 |
株価 | 2,341.5円 |
ROE | 9.8% |
自己資本比率 | 29.0% |
PER | 9.6倍 |
EPS | 244 |
配当利回り | 5.72% |
なんといっても5.72%の高配当利回りが魅力です。
その他の全体感としてはまずまずかなといった印象です。PERも目安とされる13〜15倍と比較すると、9.6倍なので割安感はありますね。
三菱商事を購入した理由3つ
今回、購入した理由はこの3つ
①高配当銘柄であること
②連続増配であり、累進配当を明言していること
③業績が堅調であること
理由①高配当銘柄であること
先程触れた通り、6/15終値現在、配当利回りは5.72%です。
私は配当金重視の投資をしており、配当利回りは重要な指標となります。
税引き後4%以上を一つの目安としてますが、三菱商事の5.72%(税引き後4.56%)は十分満足できる水準です。
他の総合商社銘柄と比較しても配当利回りは高いですね。
配当利回り (6/15時点) |
|
三菱商事 | 5.72% |
伊藤忠商事 | 3.88% |
三井物産 | 4.89% |
住友商事 | 5.65% |
丸紅 | 3.00% |
豊田通商 | 4.08% |
双日 | 4.20% |
今回100株購入しました。
三菱商事は配当見込みとして134円/株ですので、税引き後で約10,700円/年の配当金の獲得です。
長期保有を前提として購入したので、当面は売る予定はありません。
有り難く配当金の恩恵を享受していきます。
理由②連続増配であり、累進配当を明言していること
理由①の高配当のみだと、業績不振で株価が安くなっているだけのケースも散見されますが、そこに連続増配がプラスされるととても安心して投資判断ができます。増配に耐えうる利益をしっかりと生み出し続けているということですから。
※三菱商事決算2019年度決算公表資料より
2015年度の配当は50円であり、2020年度も予定通り134円となると5年連続増配となります。
日本株は米国株と比べると連続増配企業は少ないですが、この新型コロナウィルス影響がある中、今期業績は未定としているにも関わらず増配計画を打ち出したことは配当金へのこだわりの姿勢も感じられて頼もしいですね。
その背景には累進配当を方針として明言していることがあげられます。
“累進配当”とは減配をしないで、少なくとも前期の配当を維持するか、増配を実施する配当方針のことです。
三菱商事は2016年度〜2018年度の前中期経営戦略から累進配当政策を取り入れてますが、2019年度〜2021年度においても累進配当政策は継続を明言しています。よって2022年3月までの配当維持もしくは増配は期待できます。このタイミングでの購入は半期3回分の配当金となります。
計16,000円ほどの配当金は期待できるため、株価が160円下がらない限りプラスとなります。
<1年チャート>
コロナショックで2,900円付近だった株価が急落しましたが、2,200円付近がサポートラインになっています。配当を含めるとトータルでマイナスになる可能性は低いと判断しました。
また、減配は多少なりとも経営者として失格の烙印を押されるため、2022年度以降も維持もしくは増配してくれるのではないかと考えてます。(ってかそうあってくれ)
ちなみに総合商社の中で、累進配当を打ち出しているのは三菱商事と伊藤忠商事の二社だけです。
実際、2020年度見込として、三菱商事・伊藤忠商事のみが増配としています。
2020年度配当見込
増配 | 三菱商事、伊藤忠商事 |
維持 | 三井物産、住友商事 |
減配 | 丸紅 |
未定 | 豊田通商、双日 |
そして、累進配当を打ち出して以降、
この5年間で配当はなんと2.6倍(50円→134円)にもなっています。
増配率こそ下がっていますが、累進配当を打ち出している以上、減配の可能性が低いことは非常に安心できるし、重要な点です。
増配率 | |
2016年度 | 60.0% |
2017年度 | 37.5% |
2018年度 | 13.6% |
2019年度 | 5.6% |
2020年度(見込) | 1.5% |
<関連記事>世界の冠たる配当王PGでも4%の増配なので、三菱商事の底力が見てとれます。
また、配当性向は年々高まっていますが、前期でも37%なので、まだ増配余力はあると見ています。無理なく配当金を吐き出してくれるということですね。
ちなみに2021年度の計画では200円前後としていますね。環境が大きく変わったので、純利益9,000億円も含め、どうなるかわかりませんが、累進配当を継続することを明言していることは信頼できますね。
理由③業績が堅調であること
以下が三菱商事の直近10年間の業績です。
2018年度の売上が大きく上がっているのは会計方式が変わったことによるものです。
また、2015年度の経常利益/当期利益はマイナスとなっています。石油価格が暴落して資源エネルギー事業が大きくダメージを喰らいました。資源に強い(シェア大きい)三菱商事と三井物産が創業以来初の赤字になったのは今でも覚えています。そして、今、首位争いを繰り広げている非資源分野が大きい伊藤忠商事がトップになったんですね。
三菱商事はそこから見事、非資源分野にも注力し、首位奪還を実現したわけです。業績も着実に回復していますね。
高配当・連続増配銘柄で金のなる木を育てたい
以上、三菱商事に投資した理由でした。
①高配当銘柄であること
②連続増配であり、累進配当を明言していること
③業績も堅調であること
さすがは三菱商事。安心して保有することができます。高配当かつ連続増配は配当金重視の私にとって非常に嬉しいポイントです。
すでに配当金は毎月キャッシュを運んでくれる重要な収入源になっています。
基本は配当再投資なので今の生活が豊かになっているわけではないですが、それでも配当金入金のお知らせが来るタイミングはいつになっても嬉しいものです。そして、ゆくゆくは配当金だけで生活できるように大きく育てていきたい。
まずは、月10万円、年120万円を目指します!!
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