こんにちは、アルパカです。
今更ながら、2018年7月3日に発売された「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の積立設定を執り行いました。つみたてNISAでの積立です。
低コストで大人気のeMAXIS Slimシリーズから、あのS&P500に連動したファンドが発売となり、個人投資家の間でもかなり話題になっていました。
発売から1ヶ月以上経ってからの積立設定になった理由は元々積立していたiFree S&P500の信託報酬引き下げを待っていたから、、、嘘です。単に放置していただけですw ずぼらすぎてごめんなさい。
eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)の概要
ファンド名 | eMAXIS Slim 全米株式(S&P500) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
対象指数 | S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 0.160%(税抜) 0.1728%(税込) |
設定日 | 2018年7月3日 |
決算日 | 毎年4月25日 |
流石のeMAXIS Slim シリーズ!0.160%の低コストは嬉しいですね!
eMAXIS Slimシリーズは同じ対象指数に連動する商品であれば、他社の動きを見て、迅速に手数料を値下げすることを明言しているほど徹底的に低コストを追求するのが最大の魅力です。
先月にも3商品の信託報酬引き下げを発表していました。
eMAXIS Slimシリーズのラインナップもどんどん充実しています。
今年3月に「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」、
4月に「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」
を発売していました。そして、今回、満を持してS&P500の発売となっています。
低コストファンドのラインナップの選択肢が増えることは良いことですね。
追記
10月にも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を発売しています。
投資対象は名前の通り、S&P500
対象指数はS&P500です。
S&P500とは・・・
米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつ。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数です。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています。(初めてでもわかりやすい用語集より)
あのウォーレン・バフェットも妻への遺言として、「資金の90%をS&P500に投資せよ」との言葉を残しています。この事実からも安全かつ最も合理的な投資対象と言えます。
ファンドの仕組み
ファミリーファンド方式となっており、マザーファンドへの投資を通じて、米国株式に投資します。
発売1ヶ月の動向は?
発売となった7月以降の米国市場は比較的堅調でしたので、順調に値を上げています。
また、7月月間、SBI証券においては、積立金額も積立件数も堂々の第一位。
順調な滑り出しと言えます。
競合はiFree S&P500と楽天VTI
競合は間違いなく、
- iFree S&P500
- 楽天全米株式インデックス(楽天VTI)
と言えます。
これまで、S&P500を買うには、SPY、IVV、VOOなどのETFを買うしかありませんでした。そこに2017年8月にiFree S&P500が発売され、低コスト(0.243%)で米国株式への投資を可能にしてくれました。かなり敷居が下がったのではないでしょうか。
そしてその1ヶ月後、楽天VTIがさらなる低コスト(0.1696%)で登場し、状況が変わりました。楽天VTIがかなり多額の資金流入を稼ぐことになったのです。
追い打ちをかけるように今回のeMAXIS Slimシリーズでの発売です。
信託報酬などを比較してみましょう。
ファンド略称 | 投資先 | 運用先 | 信託報酬(税込) | 総資産額 |
楽天VTI | 米国株全域 約4000銘柄 |
ETFのみ | 0.1696% | 約173億円 |
iFree S&P500 | S&P500 | 現物+ETF | 0.243% | 約49億円 |
eMAXIS Slim S&P500 | S&P500 | 現物 | 0.1728% | 約15億円 |
eMAXIS Slim S&P500は発売からわずか1ヶ月ちょっとで総資産15億円を突破しました。
一年前に発売されたiFree S&P500よりも大きく低コストとなっており、S&P500に投資を考えている方にとっては最もオススメできるファンドだと考えています。
iFree S&P500はこれから苦戦が続くことが予想されます。
事実資金流出も起こっています。
↓iFree S&P500 の純資産推移
また、楽天VTIは米国企業約4000社を投資対象としているため、S&P500よりも投資対象の範囲が広いのが特徴です。信託報酬はわずかに軍配が上がりますが、ほとんど同じです。
両ファンドはトータル的に見てほとんど大差がありません。小型株含む米国全体に投資したい場合は楽天VTI、純粋にS&P500に投資したい場合はeMAXIS Slim S&P500にするのが良いと思います。
これからはeMAXIS Slim S&P500を積立てます!
これまで、
- iFree S&P500
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
この2本の積み立てを行ってきました。
まさか1年足らずで見直しになるとは思ってもみませんでしたが、より低コストを追求し、
iFree S&P500の積立を停止し、eMAXIS Slim S&P500の積立を開始します。
楽天VTIは継続積立です。
米国市場は基本的に右肩上がりなので、パフォーマンスが楽しみです。
<関連記事>米国市場が世界においていかに優位であるか書いています
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